養子縁組

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私は親から見捨てられました。なので、今は母親の妹が養子縁組をして私はその人の娘になりました。別に育ての母は嫌いではない。それよりも、私を養子縁組をしてくれてありがとうと感謝しています。そんな本当の母は今頃なにしているのか尋ねてみました。「ねぇ、母さん。母さんの姉は今どこに住んでいるの？」私が20歳の時に聞きました。「そろそろこれを見せる頃かな。」と、言って私に一枚の手紙を渡しました。中身は実の母からでした。「由美が養子縁組をしてくれたことに本当に感謝しています。娘に本当にごめんなさい。そして、私の分まで娘を愛してください。」手紙を読んで勝手だと思いました。母は別れた父の借金を肩代わりしてしまい、それを返すために私を母の妹に託して出て行った
と教えてくれました。私はそんな母に会いに行きました。

15年ぶりに再会した母には家族がもういました。私が来ることを事前に伝えていたので、母は私が家にくると抱きしめてくれました。「ごめんね。」母の言葉何故か嬉しかった。そして部屋の中に入ると母の再婚相手と、私と同じ歳くらいの男性がいました。「初めまして、桜ちゃんだよね。私は大翔でこっちが明。君の母さんとは1年前に結婚したんだ。」「じゃぁ、子供は。」「私の連れ子。」「親の勝手な行動に子供は疲れるよね。」突然の明くんの言葉に笑い出した私。その後はみんなで食事をしました。楽しい食事で時間があっという間に経ちました。

その後、帰りは明くんが駅まで送ってくれました。「お前の母さん、俺と親父にお前の写真を何回も見せていたから、今日初めて会った気がしなかったよ。」「写真？」「妹さんが毎月送ってくれると言ってたよ。」「そうなんだ。」「また、遊びに来いよ。お互い親の愚痴を言いあおう。」「うん。」私は育ての親に感謝。そして、私を産んでくれた母さんにも感謝。それからも家に何度も尋ね、私は明くんとどんどん仲良くなり、出会って3ヶ月で付き合う関係になりました。今度は私達の親を驚かせる展開になりそうです。
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