お金を恵んでくれる人

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「パパ活ってのは本当にお金だけを求めているのかな？」
出会い系サイトでお金を恵んでくれる人を募集していた女の子に声をかけたところ、そんなことを聞かれた。いや、パパ活しようとしているのはキミの方やん・・・
「なんかやっていてよくわからなくなるんだよね」
結局、僕は彼女と会ったのだが、会ってもなお何だかモヤモヤしているようだった。
彼女は23歳で僕より一回り年下。化粧っ気もなくどこにでもいそうな地味な女性だった。まあ、パパ活をやるような子が派手だとは言わないが、それでも普通の女の子とは違うアピールを感じるものだ。しかし、彼女にはそんなオーラはなかった。裏返せば、何でパパ活なんかやってんの？と聞きたくなるような地味さだった。
「うん、お金は欲しいよ。いくらあっても損するものではないし。でも何か買いたいとかもなくてもらったお金はそのまんま貯金している」
お金を恵んでくれる人と言っても、本当にお金を恵んであげたくてたまらない男なんていなくて、僕みたいにデリヘルを呼ぶような感覚で素人女性と楽しんでいる男が殆どだと思う。ただ、デリヘル嬢も全てが全てとは言わないが、お金のため以外の理由で男のチンコを咥えているとは思えない。あくまでも、お金を稼ぐ手段であり、仕事と割り切ってチンコを咥えているのだと思う。
それがパパ活ならばなおさらだ。お金に困っているわけではないのに僕のチンコを咥えてくれている彼女に、彼女自身のモヤモヤ以上に僕が何だかモヤモヤする。
「最初はさ、確かにお金に困っていてやっていたよ。でも今は就職もしているしお金は足りているんだよね。でも、何だかパパ活をやめられないんだよ」
だとすると結論は一つしかない。彼女はパパ活が好きなのだ。お金が好きなのではなくて、お金を恵んでもらうと言う行為が好きなのである。それしかない。
「ああ、なるほど。それでわかった。私、子供の頃、おじいちゃんっ子でよく肩たたきしてお小遣い貰っていたんだよ。お金よりもおじいちゃんが喜んでくれるのが嬉しかったんだよね」
彼女はようやくパパ活を続けている自分に納得がいったようだ。彼女は年上の男性におじいちゃんの面影を重ねていたのだ。
・・・て、パパ活ならぬジジ活かよ！！
デブの主婦
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