セフレアプリ

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セフレがいること自体は犯罪ではない。
セフレを作ることそのものも禁止されているわけではない。問題になるのはその方法だろうか。
弁護士事務所で雇われ弁護士をやっている旧友のオオヌキくんと、学生時代を思い出しながら一杯やりつつそういう話になった。
「セフレアプリで出会った場合は売春に引っかかる可能性はある」
極端な話だけど、とオオヌキくんは言っていた。高校生の頃は僕と「クリトリス部」を作って、クリトリスとはどこにあって何をするものなのか？と二人で真剣に話していたアホな過去からは考えられないくらい、彼はいっぱしの青年男性になっていた。結婚して子供もいる。同じ大卒なのに、未だに独身でセフレアプリで女の子の乳首をつまんでいる僕とはえらい違いだ。
でも、セフレアプリの出会いの場合、援助交際のように金銭のやり取りが発生しているならともかく、売春行為にはならないのではないか？と聞くと
「セフレアプリの業者にポイント代とかで金銭授受は発生しているだろう？つまり、業者はお金もらってセックス相手を紹介していると言う売春防止法に抵触する可能性はあるね」
まあ確かに僕もセフレアプリで何人かの女性と会って、実際にクリトリスを舐めたりしたことはあるが、出会うまでに結構ポイントを注ぎ込んで、これだったらデリヘル呼んだ方が安上がりだったな・・・と思ったことはある。
しかし、その辺はアプリ業者も上手くやっているはずで、あくまでも出会ってセックスするのは自由恋愛の範囲だ。例えば、出会い系で出会った二人が心中しようが銀行強盗しようがアプリ業者にとっては知ったこっちゃないだろう。僕のようにセフレアプリで知り合った関係を持った女から金銭を強請られていても、たぶんアプリ業者には関係はあるまい。
「それは立派な恐喝罪だよ。どう？ウチに相談してくれたら悪いようにはしないよ。上に掛け合って費用は格安にしておくから」
オオヌキくんはニヤリとしてみせた。高校生の頃「マンコナメナメ～あらあらひょっこりにっこりクリトリス～♪」と部室で自作のクリトリスダンス（略称クリダン）を踊っていたオオヌキくんとは思えない頼もしさだった。
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