ギャラ飲みアプリ

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僕が通っていた高校は底辺の底辺で空が見えないくらいの底辺にあった。
ここは水商売予備校か？と思えるくらい女の子たちは派手だったし、ここはツッパることが男のたった一つの勲章高校か？と思えるくらい男はヤンキーが多かった。
女の子たちは「ぎゃーらーのみー」とか言って男たちにたかっていたものだ。（注・未成年の飲酒は犯罪です）
そんな中で僕だけは真面目だった。まあ、その程度の高校しか行けなかった学力に問題はあるのだが、中学の時はクラス一のバカだったような僕が、ここでは優等生だったのだから自負心は満たされていた。
幸いだったのは、いじめとかそう言うものはなかったことだ。賢いヤツアホなヤツイケてるヤツダサいヤツといろんなタイプがいたが、それぞれ皆仲は良かった。個性豊かなだけであって不良ではなかったのだ。
僕も「ぎゃーらーのみー」と女の子たちにたかられて、まとめてコーヒー牛乳おごらされたこともあった。でも、女の子たちに囲まれて僕がおごったコーヒー牛乳で乾杯している時は何だか幸せな気持ちだったものだ。
結局、僕は大学には進学できず、運が良かったのか地方公務員の試験に受かって今は社会人として生活している。ただ、職場は学歴差別がひどい。高卒の僕が下に見られているのはもちろんで、僕よりも仕事ができない大卒のバカでも幅を利かせているような職場だ。もちろん、そんな僕に「ぎゃーらーのみー」とたかってくるような女の子もいない。
何だかんだでギャラ飲み（コーヒー牛乳です）相手として認知されていた高校時代は、周りに人間扱いされていただけでうれしかったのだ。それが、僕がギャラ飲みアプリを始めたきっかけである。お酒が飲める年齢になって僕はギャラ飲みアプリデビューした。
今は、月に数回ギャラ飲みアプリで知り合った女の子たちとお酒を飲んでいる。ただ、高校時代の「ぎゃーらーのみー」を思い出して懐かしい気持ちになるのと同時に、単にお金をむしられてるだけなのかな？と、僕をそっちのけで女子会トークをしている女の子を見ながら思ったりもする昨今である。
出会い系で愛人契約
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