オナ指示掲示板

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「乳首やクリでもっと感じたいんだよねえ」
と、スマホ越しにオナ指示掲示板で知り合ったカンナさんは言っていた。
以前に付き合っていたカレシとは実は全然感じていなかった。カレシがいちいち「オオウ！うひゃー！わっせわっせ！」とかうるさい人間だったので、適当に合わせて「アンアンアアンアン♪」と喘いでいるふりをしていただけだった。
「セックスが嫌いなわけじゃないけど、どっちかと言うと性的快楽よりも好きな男の人とつながれていると言う満足感の方が強かったな」
そのカレシと別れて、好きな男もいなくなり、エロ動画見ながらオナニーしていても、何だか作業しているようで物足りなかったそうだ。乳首やクリをいじっていても、まあ確かにじんわりと濡れてくる程度には気持ちイイのだが
「AV女優みたいに、うっほー！とか叫びながらシオをビュンビュン飛ばすような快楽って味わえないのかなーって」
まあ、それはノンフィクションに近いフィクションの世界だけど、決して不可能ではないだろう。何より、そんなエクスタシーを求めてオナ指示掲示板に登録してきたカンナさんを、オナ指示界のジャンヌダルクと呼ばれる僕が逃すはずがない。さあ、僕と行こう最強の世界へ！
セックスを司るペニスは男の意志だが、オナニーを司るフィンガーは本人の意志である。僕は「いいと言うまでクリには触れずに周りを撫でまわして」「そう。クリームを撫で取るような指使いで」と、焦らしプレイの指示をする。自分の一番気持ちいい個所を知るのは自分だ。あとは放っておいても、自分の指先が彼女をアクメに持って行ってくれる。僕はレモンハイ片手にそれを見守って、時々耳元に息を吹きかける様な程度の吐息を聞かせてあげて聴覚を刺激するだけだ。
「あー、よかったわ。あなたのオナ指示は最高ね」
と、30分後にはすっかり達したカンナさんが上気した表情で僕をうっとり見つめていた。
僕も男になって間もないので、女性の急所はわかるつもりだ。オナ指示は同性に限るよ。
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