乳首責め

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乳首責めに興味がないことはなかったんだ。彼女とのセックスもマンネリになってきて、新しい刺激が欲しいねなんて話しててね。
でも、SMとスカトロ以外はだいたい経験しているにかかわらず、結局「やっぱり普通が一番だね」と普通にセックスする暮らしに戻るんだ。ところが、その普通のセックスがマンネリズムだから、そろそろ本気になってテコ入れしないと倦怠期が訪れるんじゃないかと思っていた。
そこで乳首責めも考慮に入れ始めた。今は普通に乳首舐めをしても慣れきってしまったのかあんまり感じてくれなくなったし、乳首調教はやってみる価値があるかな、と思ったわけだ。
そんな僕の申し出に「えー痛いのはやだなあ」と言っていた彼女だったが、どうも興味の方が勝ったらしく乳首調教を始めることになった。まあ、僕も自分がされることを考えたら痛いのは嫌だし、そこはSMじゃないんだから、出血がない程度のイタ気持ちいいくらいの乳首責めをしてみることにしたんだ。
まずは乳首をねじったり歯ブラシでこすったりして刺激を与えていく。彼女が痛みに慣れてくれば、目の粗い輪ゴムや目玉クリップまで使うようになった。
こうして、だんだんとSMとの境界線が見えなくなってきたんだけど、これが意外なことにムチャクチャ効果があったんだ。もしかしたら、僕は本当に彼女を目覚めさせたのかも知れない。彼女の乳首は四六時中勃起しているような状態になり、ちょっと触っただけで乳首イキするようになったのだから。そして「刺激がなければつまらない」とプライベートでも乳首に洗濯ばさみを挟むようになるほど、彼女は覚醒してしまったのである。新たな性発見をしたかった僕たちにとっては、予想以上の結果が得られたと言えよう。
しかし、僕たちはほどなく別れた。冷静に考えてみて、服を脱げば乳首に洗濯ばさみを挟んでいる女なんて、単なる変態であることに気づいたんだ。そういう風に調教してしまった僕にも責任はあるのだけど、僕自身がそんな彼女の成長ぶりに腰が引けてしまったと言うべきだろうか。
ちなみに、彼女も「服を脱げば乳首に洗濯ばさみを挟んでいる男とは付き合えない」と言うことだそうだ。
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